近年、サウナが若者を中心にブームが再燃しているのをご存知ですか?仕事帰りや休日に友人と気軽に楽しめる場として人気が高まっているのです。
一昔前までは、おじさんたちが集うイメージが強かったサウナですが、今ではおしゃれな空間で汗を流す「サ活」が、新しいリフレッシュ方法として定着しつつあります。仕事帰りに立ち寄ったり、休日に友人と連れ立って訪れる人も多く、まさに老若男女が楽しめる癒やしの場として人気を集めています。
サウナといっても実はいくつか種類があります。たとえば、サウナ発祥の地ともいわれるフィンランドで親しまれているサウナの使い方は、以前から日本で親しまれているサウナとは異なります。その違いをこれから少しずつご紹介してまいります。
サウナ文化はいつから始まった?
サウナの発祥はフィンランドです。フィンランドでのサウナの歴史は、なんと紀元前まで遡ると言われます。
紀元前500年頃にフィンランドで誕生したというサウナの原型は、熱した石に水をかけて水蒸気を発生させるものでした。当時は、今のようなサウナ小屋がなく、地面に穴を掘って利用していたそうです。12世紀にはフィンランド全土にサウナが広まった時には、サウナ小屋が作られるまでに進化し、フィンランドの人にとっては毎日の生活に欠かせないものになりました。さらに17世紀にもなると、フィンランドからヨーロッパ中にサウナの文化が広まりました。
フィンランドのサウナ文化は、2020年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。それほどサウナがフィンランド人にとって必要不可欠な存在になったといえます。サウナはフィンランドの文化を象徴する存在ともいえます。
フィンランド式のサウナ
フィンランド式サウナは、高温・低湿度のドライサウナが特徴です。サウナストーブで熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることで、体感温度を上げて発汗を促します。このサウナストーンに水をかけることをロウリュと呼び、フィンランド式サウナの醍醐味の一つです。ロウリュによって発生する蒸気は、熱だけでなく心地よい香りも運んでくれます。
フィンランド式サウナでは、白樺の枝を束ねたヴィヒタを使うこともあります。ヴィヒタで体を叩くことで、血行促進やリラックス効果が期待されます。
また、フィンランド式サウナは社交の場としても重要です。家族や友人、仕事仲間など、様々な人とサウナを楽しみながらコミュニケーションを深めます。
サウナでたっぷり汗をかいた後は、湖や海、プールなどに飛び込んで体を冷やすのがフィンランド流。この温冷交代浴は、心身のリフレッシュ効果を高めてくれます。冬には、雪の上に寝転がる人もいるんですよ。
フィンランド式サウナは、心身のリラックス効果だけでなく、健康増進や美容効果も期待されています。ストレス解消や疲労回復、デトックス効果、美肌効果など、様々な利点があると言われています。
フィンランドでは、サウナは生活に欠かせない存在です。自宅にサウナがある家庭も珍しくありませんし、アパートやコンドミニアムにも共用のサウナがあることが多いです。フィンランドを訪問した際には、ぜひ本場のサウナを体験してみてくださいね。
日本とフィンランドのサウナ、違いはどこに?
サウナの本場フィンランドと日本で親しまれているサウナには、実はいくつかの違いがあります。
フィンランド式と日本式の違い
項目 | フィンランド式 | 日本式 |
---|---|---|
方式 | 蒸気式サウナ | 乾式サウナ |
温度と湿度 | 低温高湿が主流。60℃〜80℃前後とフィンランド式と比べると低めの温度設定で、湿度は20~30%と高めに設定されています。 | 高温低湿が特徴。90℃前後と高温に設定されており、湿度は10~20%と低く保たれています。 |
サウナの入り方 | 白樺の葉を束ねた「ヴィヒタ」で体を叩き、血行を促進させることがあります。また、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」を行うことで、体感温度を上げて発汗作用を促進します。 | タオルを頭に巻いて入るのが一般的です。ロウリュを行う場合もありますが、フィンランド式と比べると頻度は少ないです。 |
水風呂の温度 | 水風呂は10℃前後と冷たくなっています。 | 水風呂は15℃前後と、フィンランド式に比べると温かいです。 |
サウナ後の過ごし方 | 少し温度が低めののサウナ室でリラックスをたのしみ、その後に湖に飛び込んだり、共有空間のラウンジでビールやカフェを楽しみます。そうしてクールダウンを繰り返しながらサウナと水風呂を数回繰り返した後、外気浴や休憩を挟みます。冬には雪の上に寝転がることもあります。 | 熱々のサウナ室でじっくり汗が出るまで我慢したのち、クールダウンの為に水風呂に浸かります。サウナと水風呂を数回繰り返した後は、休憩を挟みます。外気浴を行う場合は、外に設置された椅子やベンチで休憩します。 |
サウナの目的 | 心身のリラックス、健康増進、社交の場としての役割があります。気持ちいいと感じる感覚を大切にします。 | 心身のリラックスと健康増進が主な目的です。 |
その他 | 自宅にサウナがある家庭も多く、アパートやコンドミニアムにも共用のサウナがあるのが一般的です。 | 自宅にサウナがある家庭は少なく、スーパー銭湯やスポーツジムなどに併設されていることが多いです。 |
このように、フィンランドと日本ではサウナの入り方や目的、文化が異なっています。どちらにもそれぞれの良さがあるので、ぜひ両方のサウナを体験して、違いを楽しんでみてください。
フィンランドでは、いつサウナを楽しむの?
フィンランド人は、時間帯を問わずサウナを楽しんでいます。朝起きてすぐ入る人もいれば、仕事の後に行く人もいます。週末には、家族や友人とゆっくりサウナに入る人も多いですね。特別なイベントや祝日にも、サウナは欠かせません。
誰とサウナを楽しむの?
フィンランドでは、サウナは家族や友人と楽しむのが一般的です。仕事仲間と行くこともあります。一人で行く人ももちろんいますが、誰かと一緒にサウナに入ることで、コミュニケーションを深めたり、リラックスしたりすることができるんです。
なぜみんなでサウナを楽しむ?
フィンランド人にとって、サウナは単なる入浴施設ではありません。サウナは、心身のリラックス効果だけでなく、コミュニケーションの場としての役割も担っているんです。みんなでサウナに入ることで、絆を深め、リラックスした時間を共有することができるんですね。
どこでサウナを楽しむの?
フィンランドでは、サウナは様々な場所にあります。自宅にサウナがある家庭も珍しくありませんし、アパートやコンドミニアムにも共用のサウナがあることが多いです。また、ホテルやジム、公共施設などにもサウナが設置されています。湖畔や森の中にサウナ小屋があることもありますよ。
日本国内でフィンランド式サウナを楽しみたい方へ
いかがでしたか。フィンランド式サウナをぜひ一度楽しんでみたくなりませんか?実は、自在に好きなサウナ環境に設定をできる貸切のサウナ空間があります。
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